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小説【3】

 朝。
 お手洗いから戻ってきて、もういちどベッドに入ろうとしていたまりぃは、扉を強く叩く音で二度寝をし損ねてしまった。
「なによもぅ」
 頬をふくらませ、しばらくベッドと扉を交互に見ていたが、扉を叩く音がさらに強くなったので、諦めて扉へと向かった。
「はいはい、どなたですか?」
 扉を開けた先には、全身黒装束の井出たちをして、背中になにかを担いでいる背の高い男がいた。
 まりぃは明らかに不審者を見る目でその男を一瞥すると、ドアを閉めようとしたが、男の体に阻まれて失敗に終わった。
「……誰あんた。何の用?」
 眉間にしわを寄せた男は、背中に背負っているメフが見えるように横を向いた。
 男の背中で気を失っているメフを見たまりぃの表情が青ざめ、ベッドの方へと一目散に駆け出していった。
「いきなり倒れたんでな、ここまで背負って……」
 言いかけた男は、透明な玉がこちらに飛んでくるのを見て、反射的に避けた。
 男の横を通り過ぎた玉は、そのまま家の外に飛び出し、その先にある木に当たって消えた。
 玉が来た方向では、まりぃが杖の先端を体の前にかざして立っている。
「弾けろ」
 いつもより低い声でまりぃが呟くと、先ほど玉があたった木の一部が、盛大な音と共に弾け飛んだ。 男が振り返ると、まりぃは怒りもあらわに男を睨んでいる。
「あんた、メフになにかしたの?」
 淡々とした声で聞いたまりぃに、男は苦笑した。
「なにもしていない。彼女が目の前で倒れたから、連れてきただけだ」
 まりぃは、疑わしげに男を見て、再度質問した。
「本当に?」
 男は、ゆっくり家の中に入ってきて、近くにあるソファにメフを降ろした。
「うそだったら、俺を殺しそうな勢いだな」
 瞬間、まりぃの持つ杖が淡く光り、針のようなものが数本現れ、男の足元へ突き刺さった。
「もういい、さっさと消えて!」
 男はため息をつき、きびすを返した。
 男が去った後、まりぃは苛立たしげに扉を閉め、メフの手首から血が出ていたので消毒をして包帯を巻いた。
 他は外傷がないようなのでベッドへ運び、しばらくメフの様子を眺めていたが、問題なさそうなので自分のベッドへ向かった。
「おっと」
 思い出したように引き返すと、扉にしっかりと施錠をして、再び床に就いた。


 今回はここまでです。また更新がかなり伸びましたが、とりあえずの小説3です。
 黒装束の男とはオーガさんのことなんですけど、今回は一応まりぃ視点のつもりなので、名は出せませんでした。どこかで名乗ってもらおうかとも思ったんですが、如何せん話のながれからか、名乗らすことができませんでした。う~む、まだまだ未熟なり(誰
 今年中にあと2回くらいかけたらいいな~と思っていますので、よろしければ、まだ足を運んでいただければと思います。小説の出演者は随時大募集中なので、出演者募集のところのコメントにでも残していただければ有難いです。 それではこのへんで~♪(≧▽≦ノノノノノ☆ 
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